トヨタ アクア試乗記

旅行先でレンタカー利用したので記録しておきます。

今回試乗したのは2代目トヨタアクア(MXPK16型)E-Four。グレードは恐らくX。苫小牧から稚内までドライブをしてみました。アクアを選んだというよりは、THSIIを試してみたくてトヨタレンタカーでハイブリッドモデルを選んでみたらこの車両が割り当てられたという感じ。

パワートレインが気持ちいいクルマ

ざっくりとした印象はこの見出しの通りです。コンパクトカーのパワートレインなんてとりあえず走ればいいでしょ、ぐらいのものしか期待していなかったのですが、予想以上に気持ち良かったです。一つ一つ見ていきます。

走行性能

エンジンが苦手とする部分をモーターがいい感じでサポートしてくれるので、どの車速からでもアクセルを踏めば気持ちよく加速してくれます。感覚的には低回転で働くターボみたいな。街中など速度を一時的に落とす必要がある場合、エンジン車だと再加速するまでのラグが気になってしまい、できるだけ速度を落とさないようアクセルとブレーキを調整するのですが、このクルマに関しては、いつでも加速できる安心感があるので、必要な速度までしっかり落としてから元の車速に戻そうという意識になります。加速性能を売りにしているノートe-POWERよりもずっと良いのでは。

走行時の快適さ

凹凸の少ない路面を走っている分には問題ないのですが、急激な路面変化の際に下からの突き上げを強く感じてしまうことが何度かありました。また、水たまりや砂の乗った路面などで外からのノイズが大きかったです。エンジン音もかなり入ってきます。このあたりは値段相応かな、と思います。

ドライブアシスト機能

ACCやレーンキープアシスト、先行車発信アラームなど、最近のクルマでは標準的になったアシスト機能は一通り搭載されています。総じて可もなく不可もなくといった感じ。さまざまなアラートを音で知らせてくれるのですが、何の警告なのか初見ではいまいち判断がつかないものもありました。何かわからないけどずっとピーピー言ってる、みたいな感覚。

インテリア

SUVなどと比べると頭上は少々狭い感じはしましたが、慣れれば特に違和感はありませんでした。素材は全体的にコンパクトカー然としたもので、当然高級感はありません。車両価格を考慮しても妥当かと思います。シフトレバーのレイアウトはトヨタ独自でちょっと慣れが必要な感じはしますが、ワンアクションでシフトの切り替えができるのは良い設計だと思います。

車載インフォテインメントシステム

画面を見ながらじゃないと操作できないタッチパネル式。走行中に操作できない。音声認識など論外。ということで、よくあるタイプの伝統的なインフォテインメントシステムでした。

まとめ

正直、安いコンパクトカーということでなにも期待していなかったのですが、トヨタのハイブリッドは極めて秀逸でした。価格も安いし、燃費もいいし、性能も高いし、どこから見ても隙がない。その他は普通、とにかく普通。それでも次にまたレンタカーを借りる機会があったら、たぶんトヨタのハイブリッドを指定します。

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