2024-2025 俺カー・オブ・ザ・イヤー

 今年もカー・オブ・ザ・イヤーの季節がやってきました。日本カー・オブ・ザ・イヤー(JCOTY)では、10ベストカーが出揃いました。最終選考会は12月5日です。この一年も、ほとんど記事を書きませんでしたが、ちょこちょこ情報収集だけはしています。去年の記事はこちら

俺カー・オブ・ザ・イヤーとは

俺が欲しいクルマ、乗りたいクルマを勝手に発表するイベントです。俺は自動車ジャーナリストでもなんでもないただの一般人です。ほとんどのクルマは試乗もしてませんし、実際に触ったわけでもありません(機会があれば積極的にお触りしてましたが)。基本的にネット上のレビュー記事や動画の印象が判断材料です。

選考対象は、同年の日本カー・オブ・ザ・イヤー(JCOTY)と同じく、前年の11月1日より当年の10月31日までに日本国内において発表された乗用車とします。

選考委員は俺一人。一応、JCOTYの選考方法に沿って、「俺カー・オブ・ザ・イヤー」が日本メーカー車だった場合、海外メーカー車でもっとも多く得票したクルマに「俺インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」が与えられます。さらに4つの部門賞、「俺デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」、「俺テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」、「俺パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー」、「俺K CAR・オブ・ザ・イヤー」が設けられています。

JCOTYでは第一次選考として、ノミネート車から最終選考の対象に値すると判断した10車(いわゆる10ベストカー)を選びますが、OCOTYの選考委員は俺一人ということで、いきなり10ベストカーから最終選考を実施します。

最終選考では、持ち点25点を5車に配点します。そのうち最も高く評価するクルマに対して、必ず10点を与えるものとします。ただし、10点を与えるクルマは1車とします。メーカー様に忖度なんかしないぞぅ!

ノミネート車


10ベストカー

最終選考

第五回 2024-2025 俺カー・オブ・ザ・イヤー

Lexus LBX"Cool" (6AA-MAYH10-AWXMB(C)) front

選考理由
うちの駐車場に収まるサイズで最も高い質感である点を評価した。ここのところ、メーカーを問わず新モデルが出るたび車両サイズが膨張し続けるなか、少しいいクルマを選ぼうとすると駐車場に入らないケースが続出している。「このクルマであればどうにか収まる。」そんな消極的な理由で選定した。しかし、このクルマだって、ベースはヤリスクロスなのに、全幅1825mmはわりとギリギリである。MORIZO RRグレードにすると1840mmとCX-5と同サイズってどういうことだ、と若干愚痴りたくはなるが、それはさておき、エクステリアについてはレクサス特有のゴテゴテさが薄く、シンプルな印象なのは好感が持てる。インテリアについては、ディスプレイオーディオのサイズが少し小さめなのは気になるが許容範囲だろう。書いていて思ったが、今年はそんなに欲しいクルマがなかったかもしれない。

2024 – 2025 俺カー・オブ・ザ・イヤー得点表
1位:LBX:トヨタ:10点
2位:フロンクス:スズキ:8点
3位:フリード:ホンダ:3点
4位:クーパー:BMW:2点
5位:ランドクルーザー250:トヨタ:2点

第五回 2024-2025 俺インポート・カー・オブ・ザ・イヤー


選考理由
相変わらずどこから見てもクーパーそのもの。たいして興味を持っていない人からすると、旧モデルと何が違うのかよくわからない。その安定感を評価した。

第五回 2024-2025 俺デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー


選考理由
インパネやエアコン操作パネルなどを取り払い、中央の巨大タッチパネルに集約しただけにとどまらず、収納や物置きなども極力なくしてある意味ミニマリストの部屋のような雰囲気にまで振り切った点を評価した。個人的には、エアコン操作パネルなどは安全のため物理ボタンを採用すべきと考えているが、清々しいまで振り切ってしまうのは嫌いではない。

第五回 2024-2025 俺テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー

該当なし

第五回 2024-2025 俺パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー


選考理由
650PS、0-100km/h加速3.4秒と単にパワートレインのスペックが高いだけでなく、わざわざエンジン車のようなエンジン音やシフトショックまで演出する異常なまでのこだわりを評価した。また、ドリフト走行用のドライブモードを備えるなど、古き良き日本のクルマ文化の香りを韓国のメーカーから発している点が衝撃的であった。

第五回 2024-2025 俺K CAR・オブ・ザ・イヤー

該当なし

総評

今年は、いつにも増してSUVやクロスカントリーモデルの多い年でした。また、BEVモデルも多かった印象です。BEVは台数的にはそんなに売れていないような(2023年のBEVの販売シェアは1.6%程度)気はしますが、選択肢が少しずつ広がってきているということでしょうか。まだまだ自分にとっては現実的な選択肢にはなりません。

正直、個人的には今年はそんなにほしいクルマはなかったのですが、「コンパクトかついいクルマ」という今までアウディくらいしかやっていなかったコンセプトを日本車でやっているに惹かれてLBXを選択しました。コスパではフロンクスも悪くないのですが、ヤリスクロスと比較するとどっこいどっこいという結論になり、強く推すところまではいきませんでした。

ランクル250やトライトンは巨大すぎて選択肢には入らないのですが、今どきのディーゼルエンジンの燃費って巨大なクルマでもそれなりにいいんだな、と少しだけ感心しました。あくまでもカタログスペック上の話ではありますが。

フリードは妙にコスパが悪いような気がして選べませんでした。ここのところ、ホンダはコスパが悪い印象が強いです。WR-Vは例外ですが。

CX-80も良い車だと思いますが、巨大すぎて選べませんでした。XD L Packageなんて500万円を切るので、高級感があって、燃料費も安いのでめちゃくちゃコスパ良いと思います。

衝撃的だったのはアイオニック5 N。クルマ文化含め好きな人達が作ったことを想像させるギミックが盛り沢山で、しかもそれをBEVで実現しているギャップが面白かったです。昔々、ヒュンダイが日本に参入してきたときはパッとしない印象でしたが、今後は注目していきたいと思います。

BYDはモビリティショーでちょこっとだけお触りしましたが、なんかまだ信用しきれないというかなんというか。TVでも盛んにCMを流しているので、これからどうやって日本市場に浸透していくか見ていきたいと思います。

来年も気が向いたらOCOTYを開催しようと思います。次は第六回ですね。では良いお年を。


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