4WDステーションワゴン比較2021

CX-5に乗り始めて丸3年経ちました。

スペック的にも質感的にもコスパが良くて、我ながらいい選択だったと思っています。ただ、3年も経つといろいろな状況も変わるわけで、それに伴いクルマに求める条件も変わってきています。一方、新しいモデルもどんどん出てきます。というわけで、ここらで今欲しいクルマを見直してみることにします。

2021年版クルマに求める条件

新しい条件はこんな感じです。取り消し線が入っているのは3年前の条件から変更になった箇所です。

  1. 4WD
    • 4WD必須は変わりません。最近、毎年冬に通る道で2WD車に対するチェーン規制が始まってしまったので、ますます4WD必須になりました。
  2. ステーションワゴン、SUV、ハッチバック系いずれか
    • SUVとハッチバックを外したのは、ホイールベースが短くて長いスキー板を車内に積載した際に収まりが悪いためです
    • SUVについては、加減速の際に頭が前後に振られる量が大きいのと、総じて燃費が悪いのも外した理由です
    • 投影面積が小さくて重心が低いのが正義ということで
  3. レガシィさんと同等またはそれ以上のパワーウェイトレシオ
    • パワーこそ正義なのは今でも変わりません
  4. 6対44対2対4の分割可倒式リアシート
    • リアシートの分割可倒機能は6対4で十分になりました
    • コロナ禍のせいで家族以外を乗せる機会が激減しているので、今となってはこだわるポイントではなくなりました
  5. 室内幅1545mm程度またはそれ以上
    • 同じくコロナ禍のため、5人乗車で使う機会がほとんどなくなってしまったので室内幅にこだわる必要がなくなりました
  6. アダプティブクルーズコントロール
    • あれば便利な機能であることは間違いないですが、今どきほとんどのモデルで装備されているので、気にしなくてもいいかな、と
    • なければないで問題はないので、条件から外します
  7. 自動ブレーキをはじめとした安全装備
    • 2021年11月以降に販売する新車は自動ブレーキなどの安全装備が義務化されるため、条件から外します
  8. 全幅1850mm以下必須、1800mm以下希望
    • 1850mm以下必須なのは機械式駐車場の制約のため
    • 1800mm以下希望なのはコロナ禍でクルマ通勤し始めた家族から「全幅1840mmのCX-5は大きすぎる」とのクレームがあったため
    • どれくらいのサイズなら許してくれるのかはわかりませんが、1800mm以下にしておけば大丈夫だろうか
  9. 2000kg未満
    • これまた機械式駐車場の制約のせいです
    • 重い電池を大量に積まない限り2000kgを超えることはそうそうないので大丈夫だと思います
  10. 予算
    • 予算上限はとりあえずなしにしておきます(もちろん限界はありますが)。価格相応だと思えたら頑張って家族を説得してみます。ただ、現車が300万円ちょいなので、これを超えると徐々に説得の難易度が上がっていく所帯持ちの悲しい現実があります。
こうしてみると、たった3年でいろいろ状況が変わりました。コロナの影響が大きいですが、SUVに乗ってみて、ステーションワゴンというパッケージはやっぱり優れていたことに気付かされました。

4WDステーションワゴン比較2021

というわけで、今新車で購入できる4WDのステーションワゴンの主要諸元を並べてみました。旧車を選択肢に含めると収集がつかなくなるので、今回は新車に限定します。ちなみに、諸元表だけでクルマの良し悪しは判断できません。判断できるのは、せいぜい外寸から駐車スペースに入るかどうかくらいでしょうね。

価格はある程度参考になりますが、オプション価格や値引き、現車の下取り価格などに大きな影響を受けるでしょう。エンジン性能や燃費は数値からなんとなく想像はできますが、実際に走らせてみないと特性まではわかりません。他にサスペンションや走行音、ハンドリングや内外装の質感、インフォテイメント機能の使い勝手などなど、数値で表せないことが多すぎます。

以上を前提に各車の印象をコメントします。

スバル・レヴォーグ

比較表を作るまでもなく感じていたのですが、レヴォーグが求めるものを全て持っています。気になるのはエンジンのスペックに選択肢がない点です。2021年中に発売されるという2.4L版待ちかなー。燃費はクルマのサイズのわりに低めですが、気にするレベルではないでしょう。

スバル・レガシィ・アウトバック

このクルマは記事の趣旨とズレてくるのですが、ちょうど日本で発表された直後なのでついでに載せてみました。デカいので却下ですね。レヴォーグに準じた装備で、わりといい感じなのがもったいないところではあります。

トヨタ・カローラツーリング

車両価格はお手頃で、燃費は抜群なのは良いのですが、全長が短めなのが惜しい感じです。たぶん、うちのスキー板を乗せるとセンターコンソールと干渉しそうな気がするので無理かな。
随分長い間放置されていてメーカーのやる気を感じないのでパス。ただ、さすがはホンダ、数値だけみると抜群なんですけどね。
全幅がCX-5と同じなので、サイズ的な問題で却下される可能性は高いですが、個人的にはとても気になるモデルです。4WDを選ぼうと思うとディーゼルエンジンしか選択肢がない点が気になります。ディーゼルエンジンに謎の拒否反応を示すうちの家族的に却下されそうです。とりあえず、提案には含めておきます。2022年以降に予定されている直列6気筒化にも期待大です。頼むから全幅はこれ以上大きくしないでくれ。

ホルクスワーゲン・GOLF Variant

発売したばかりのモデルということもあり、Webサイトにあまり細かい情報が載っておらず、4WDの設定があるのかどうかもわかりませんが、サイズ的に悪くない感じです。パワー的には凡庸な雰囲気は漂っていますが、ちょっと気にしておきたいです。

ホルクスワーゲン・Passat Alltrack

全幅1855mmと制限をわずかながらオーバーしているので却下です。GOLF8ベースになったVariantと比べると一世代古くなってしまいましたが、もしかするとその分コスパは良くなっているかもしれません(値引きしてくれるのか知りませんが)。
Passatよりさらに上のモデル。見た目はとてもいいのですが、全幅が制限を超えているので却下です。
全幅1830mmとそこそこありますが、悪くないサイズです。パワーもかなりあって素質を感じさせます。基本的にヨーロッパのメーカーは4WDは贅沢装備扱いなので、上位グレードでしか選択できず、4WDを選ぶと自然と車両価格が上がってしまうのが残念です。とりあえず、候補には含めておきます。
全幅1850mmなのでギリギリ範囲内なんですね。知らなかった。ただ、価格が高いので家族からかなりの抵抗を受けそうです。というか、CLAで十分です。
これまた全幅1825mmとギリギリいい感じのサイズ。価格が高すぎるMを外すとディーゼルエンジンしか選択肢がなくなるので、うちの家族的に却下されそうですが、パワー的には申し分ありません。提案には加えておきたいです。
全幅1870mmなので却下。3シリーズで十分かな。
ディーゼルエンジンとガソリンエンジン(ハイオク)が選べるので期待が持てますが、全幅1845mmと今より微増してしまうのが難点です。スッキリしたデザインのおかげでコンパクトに見えるので、家族に提案する際に数値は出さないでおきますかね。ただ、オプション追加で一気に値段が上がるので説得できるラインを見つけるのが難しそうです。
デカいので却下。A4で十分です。
4WDを選択するとPHEVがくっついてきてしまうせいで無駄に価格が上がってしまいます。正直、ディーゼルでいいのに選択できません。比較的安価なCross Countryはフェンダーが拡張されて全幅が1850mmを超えます。┐(´д`)┌ヤレヤレ。以前も調べたのですが状況は変わっていません。
いろいろ無理です。
ジャガーにステーションワゴンモデルなんてあったんですね。知りませんでした。全幅が制限を超えている上に、高い。

他に気になるモデル

条件を満たさず一覧には載りませんでしたが、他にも気になるモデルがあります。ことごとくフランス車なのは何故だろう。
2021年4月に発表されたばかりで、本国おフランスでもまだ詳しい情報は出ていませんが、これ日本で販売したら結構売れるんじゃなかろうか。少なくとも、JCOTYのインポートカーオブザイヤーには入ってきそうです。全幅1865mmとわずかながら制限を超えているので、同じ路線でC4X的なモデルでも出してくれないかなー、それか、日本の道路事情に合わせてC5Xを無理矢理1850mmに収めて日本発売してくれないかなー、と淡い期待を抱いておきます。
Citroen C5X 001

今販売されている308SWは2代目ですが、どうも日本では4WDの設定がなさそうです。本国おフランスだとありそうなのに。そんな308ですが、2021年6月に3代目が発表されました。日本で発売されるのは2022年とのこと。今度こそ日本でも4WDの設定ができると良いのですが。全幅は本国だと1852mmとわずかに制限を超えていますが、日本モデルは軽く凹ませて1850mmに収めてほしい。

プジョー・508SW

これまた日本では4WDの設定がありません。まぁ、全幅が1860mmと制限を超えているので却下ですが。
2019 Peugeot 508 SW GT BlueHDi Automatic 2.0

DSオートモービル・DS4

2021年5月に2代目が発表されたDS4。今のところ、日本で販売する予定はなさそうですが、サイズ的にはいい線いってそうです。

ルノー・メガーヌ・スポーツツアラー

4WDの設定が無いので却下です。サイズ的にはとてもいい感じなのですが。

まとめ

整理すると、候補として残ったのは以下のモデルです。グレードまで指定しておきます。
  • スバル・レヴォーグ STI Sport EX
  • マツダ・MAZDA6 XD PROACTIVE 4WD
  • ホルクスワーゲン・GOLF Variant
  • メルセデス・ベンツ・CLA Shooting Brake 250 4MATIC
  • BMW・3シリーズツーリング 320d xDrive
  • アウディ・A4 Avant 45 TFSI quattrro S line
正直、GOLF Variant以外のドイツ勢は価格的に説得が難しいと思います。現実的には、レヴォーグかMAZDA6となりますが、せっかくなら、2.4L版レヴォーグ(2021年内発売予定)か直6版MAZDA6(2022年内発売予定)まで待とうかな。そうこうしているうちに最近売れているらしいフランス勢がラインナップを充実させてくれないだろうか。ということでちょっと先の話になりそうです。



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