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7月, 2018の投稿を表示しています

モデルチェンジ時期を予想する

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今回は、購入候補として絞り込んだ3車種の過去のモデルチェンジ(特別仕様車発売、グレード追加などを含む)の状況をまとめてみます。「買い時」検討の参考になれば幸いです。 マツダ CX-5 CX-5は初代と2代目の切り替えタイミングでは2年ほどブランクが空きましたが、それ以外は2012年以降ほぼ毎年のようにモデルチェンジ(マツダでは「商品改良」と呼ぶ)をしています。他の2車種と違って、これまでのところ「特別仕様車」と呼ばれる内外装バージョン追加やパッケージング構成の変更はなく、安全装備の追加や、エンジンの改良など、実質的な機能改善を繰り返しているのが特徴です。初代では1年ごとに改良が行われていましたが、2代目になって半年ごとと頻度が上がっているように見受けられます。 2012年2月 初代(KE系)販売開始 2012年12月 一部改良 2013年10月 一部改良 2014年11月 大幅改良 2017年2月 2代目(KF系)販売開始 2017年8月 改良 2018年2月 改良 次の改良のタイミングがいつぐらいになるのかはわかりませんが、 2017年8月に発表されたマツダの技術開発の長期ビジョン「サステイナブル"Zoom-Zoom"宣言2030」 では、SKYACTIV-Xをはじめとした新世代の技術を2019年以降導入していくとのことです。2代目発売後まだ1年半ほどですので、しばらくはフルモデルチェンジが入ることはないような気はしますが、新世代の技術を年次の商品改良の中に少しずつ盛り込んでいくというのはあり得るのではないかと思います。 日産 エクストレイル エクストレイルは初代(T30型)の発売開始が2000年と、他の2車種と比較して歴史の長い車種です。あまり昔の話を書いてもしょうがないので2代目(T31型)と3代目(T32型)に限ってモデルチェンジの状況をまとめてみました。 エクストレイルの場合、「特別仕様車発売」が多いのが特徴です。特別仕様車というのは、製品の性能改善というよりは、内外装の豪華版を追加したり、オプションだった装備を再編し新たなグレードとして設定し直したりするなど、主にパッケージング構成の整理や実質的な値下げを行うものと考えてよいでしょう。特別仕様車発売の間には、実質的な機能改善となるマイナ

レヴォーグ、CX-5、エクストレイルを試乗比較、そして決定

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前回の記事 では、以下の3車種(グレード)に候補を絞り込みました。 マツダ CX-5 25S PROACTIVE 4WD 日産 エクストレイル 20Xi 4WD スバル レヴォーグ 1.6GT EyeSight 今回は各候補車を試乗した時の印象をまとめます。試乗は各車2回ずつ行いました。 1回目の試乗 残念ながら、希望のグレードがディーラーに用意されているわけではなく、実際試乗できたのは以下のグレードでした。 マツダ CX-5 25S PROACTIVE 2WD 日産 エクストレイル 20X 2WD スバル レヴォーグ 1.6GT-S EyeSight マツダ CX-5 25S PROACTIVE 2WD ※写真はイメージです CX-5は マツダの年間販売台数の約4分の1を占める基幹車種 で、現行モデルは2016年にフルモデルチェンジした二代目(KF系)です。初代CX-5(KE系)が発売された2012年当時から外装のデザインには強烈な印象を持っており、いつかは乗ってみたいクルマと思っていました。 試乗時の印象は次のとおりです。 アクセルを踏み込んだ際のエンジン音やロードノイズが小さく、車内がとても静か アイドリングストップでエンジン停止・始動する際の衝撃が大きい アクティブ・ドライビング・ディスプレイ は視線移動が少なくて超快適 後部座席に装備されているUSB端子が便利そう なんの準備もなく、フラッと試乗に行ったので確認ポイントも整理できておらず、しかも試乗に付き合ってくれた営業さんが無口でこちらから質問しない限り説明は皆無だったので、いろいろな機能確認を忘れてしまったのは失敗でした。乗った時の印象はとにかく静かで、アクセルを踏んだ分だけロードノイズとエンジン音の形でフィードバックがあったレガシィさんとは感触がまるで異なりました。これについては、その後、 CX-5に対する静粛性に対するこだわりについての記事 を読んで納得しました。あとは、アクティブ・ドライビング・ディスプレイが非常に快適で、この機能があるだけで他2車種に大きな差をつけている、と個人的には感じました。 日産 エクストレイル 20X 2WD ※写真はイメージです 次に試乗したエクストレイルは、より本格SU

候補をレヴォーグ、CX-5、エクストレイルに絞り込む

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前回の記事 では、新しいクルマに求める条件をまとめましたが、これをベースに実際にクルマ選びをしていきます。 前回のおさらい 前回 まとめた新しいクルマに求める条件を再掲します。 4WD ステーションワゴン、SUV、ハッチバック系いずれか レガシィさんと同等またはそれ以上のパワーウェイトレシオ 4対2対4の分割可倒式リアシート 室内幅1545mm程度またはそれ以上 アダプティブクルーズコントロール 自動ブレーキをはじめとした安全装備 制約事項 ここに予算や駐車スペースの制約が入ります。 予算は350万円程度 機械式駐車場の制約により次の値を超えないこと 全長5050mm 全幅1850mm 全高2100mm 重量2000kg もう一人の意思決定者 クルマを選ぶにあたり、意思決定者がもう一人登場します。それは「嫁さん」です。我が家では嫁さんも運転をするので、その意向を無視することはできません。その意向のうち、クルマ選びに大きな影響を与えたものは次のとおりです。 前と同じタイプ(ステーションワゴン)は新鮮味がない ディーゼルは 流動点の問題 があり、雪山に頻繁に通う使い方では不安 外車はコスパが悪いのでNG 候補の絞り込み これらの条件を考慮して以下の3車種(グレード)に絞り込みました。なんとなく想像していましたが、選択肢はミドルサイズのSUVほぼ一択となります。CX-5とレヴォーグはずっと前から一目惚れしていたので、候補に残ってくれて嬉しい限りです。エクストレイルは家族のお気に入りです。 マツダ CX-5 25S PROACTIVE 4WD 日産 エクストレイル 20Xi 4WD スバル レヴォーグ 1.6GT EyeSight ※写真はイメージです 条件に照らし合わせてポイントとなる各車のスペックを一覧表にまとめてみます。 レガシィさん CX-5 エクストレイル レヴォーグ 駆動方式 4WD 4WD 4WD 4WD タイプ ステーションワゴン SUV SUV ステーションワゴン パワーウェイトレシオ(kg/PS) 7.8 8.6 10.5 9.1

新しいクルマに求める条件

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はじめに 本ブログでは二代目CX-5(KF系、2018年2月モデル)購入に至る経緯と、購入後のレビュー記事を書いていこうと思います。記事を書いている今のタイミングは既に納車も完了し、200km程度走ったところで非常に満足しています。モチベーションとネタが尽きるまで記事を書いていこうと思うので、CX-5購入検討中の方の参考になれば幸いです。今回は、新しいクルマを選ぶ前に、必要とする条件について整理してみようと思います。 新しいクルマを購入しよう 2018年4月、それまで12年間乗ってきたスバルレガシィ(2006年 CBA-BP5型 2.0R、以下「レガシィさん」)から新しいクルマへの乗り換えを考えていました。これまで、このクルマは故障と呼ばれる故障を起こすことは1度もなく、日々の街乗りから、北海道半周、毎年2回の実家への往復、冬季間ほぼ毎週スキー場への往復など、本当にお世話になりました。 一方的に突っ込まれた三度の事故や、飛び石によるフロントガラスの亀裂により交換を余儀なくされたことも今となってはいい思い出です。そんな思い出深いレガシィさんでしたが、走行距離が10万キロを超え、次の車検を越すには比較的大きめの出費が必要なことが見えていました。燃費性能は街乗り8km/l〜高速で最高14km/l程度と、一昔前の4WDのわりには比較的優秀でしたが、ハイオク仕様だったこともありランニングコストが高めでした。 一方、世の中では、燃費性能はどんどん向上し、自動ブレーキをはじめとする安全装備の性能向上など、今のクルマを乗り続けるよりも新しいものに乗り換えるメリットの方が大きい状況になってきており、ついに新しいクルマへの乗り換えを決意しました。 レガシィさん最後の勇姿 クルマを選ぶ際の観点 私個人のクルマに対する考え方は、「移動のための道具」であり「走りを楽しむためのおもちゃ」です。荷物を乗せるスペースを犠牲にしてまでカッコ重視のクルマはNGですし、かといって、走行性能を無視して積載量や定員数至上主義のハコみたいなのにも乗りたくありません。日常の移動と休日のレジャーでバランスよく使え、見た目もそれなりに重要視しています。特に以下の点が重要です。 雪道を安心して走れること 趣味がスキーということで、1シーズンに7〜8回スキー場