モデルチェンジ時期を予想する

今回は、購入候補として絞り込んだ3車種の過去のモデルチェンジ(特別仕様車発売、グレード追加などを含む)の状況をまとめてみます。「買い時」検討の参考になれば幸いです。

マツダ CX-5

Mazda CX-5 IMG 0316

CX-5は初代と2代目の切り替えタイミングでは2年ほどブランクが空きましたが、それ以外は2012年以降ほぼ毎年のようにモデルチェンジ(マツダでは「商品改良」と呼ぶ)をしています。他の2車種と違って、これまでのところ「特別仕様車」と呼ばれる内外装バージョン追加やパッケージング構成の変更はなく、安全装備の追加や、エンジンの改良など、実質的な機能改善を繰り返しているのが特徴です。初代では1年ごとに改良が行われていましたが、2代目になって半年ごとと頻度が上がっているように見受けられます。
次の改良のタイミングがいつぐらいになるのかはわかりませんが、2017年8月に発表されたマツダの技術開発の長期ビジョン「サステイナブル"Zoom-Zoom"宣言2030」では、SKYACTIV-Xをはじめとした新世代の技術を2019年以降導入していくとのことです。2代目発売後まだ1年半ほどですので、しばらくはフルモデルチェンジが入ることはないような気はしますが、新世代の技術を年次の商品改良の中に少しずつ盛り込んでいくというのはあり得るのではないかと思います。

日産 エクストレイル

Nissan X-TRAIL 20X 2WD (DBA-T32) front

エクストレイルは初代(T30型)の発売開始が2000年と、他の2車種と比較して歴史の長い車種です。あまり昔の話を書いてもしょうがないので2代目(T31型)と3代目(T32型)に限ってモデルチェンジの状況をまとめてみました。

エクストレイルの場合、「特別仕様車発売」が多いのが特徴です。特別仕様車というのは、製品の性能改善というよりは、内外装の豪華版を追加したり、オプションだった装備を再編し新たなグレードとして設定し直したりするなど、主にパッケージング構成の整理や実質的な値下げを行うものと考えてよいでしょう。特別仕様車発売の間には、実質的な機能改善となるマイナーチェンジが入ってきます。通算して概ね年に2回程度は何らかの変更が加えられているようです。
エクストレイルも次のモデルチェンジのタイミングは不明ですが、3代目発売から5年経過しており、これまでのサイクルからそろそろフルモデルチェンジがあっても良さそうな時期です。次期モデルには、e-Power搭載や、PHV搭載の噂もありますが、これまで2WDしか設定がなかったe-Powerに4WDが追加されたノートを見ていると、エクストレイルで4WDのe-Powerが本命なのではないかと考えています。

スバル レヴォーグ

Subaru LEVORG 1.6GT EyeSight (VM4) front

レヴォーグも特別仕様車の発売が比較的多く入りますが、実質的な機能改善である「改良」も毎年確実に入ってきています。


これまた、レヴォーグも次のモデルチェンジのタイミングは不明ですが、スバルではフルモデルチェンジ直後の方を「A型」と呼び、マイナーチェンジのたびに「B型」、「C型」...と呼称するそうです。現在は、2018年4月の改良で「E型」となっており、通例であればE型が最終型となるようです。この記事の予想に基づくと、来年2019年にフルモデルチェンジが入るといったところでしょうか。なお、レガシィさんはF型まであったので、結局どうなるかはわかりませんね。


こうした傾向を見ると、CX-5についてはまだしばらくは欲しいと思ったときに買うので良さそうな感じはしますが、エクストレイルとレヴォーグについては、そろそろ大きな変更が入るのではなかろうかという印象です。タイミング的には2019年もしくは2020年といったところでしょうか。もちろん未来の話は誰にもわからないので、私の勝手な予想ですが。

コメント