CX-5を1年乗ってみて 〜その2〜

前回に続き、CX-5を1年乗ってみての感想をまとめてみます。今回は各種装備の印象について。

全グレードに装備されている機能

停車中に車内が静かになるので、エンジンが止まること自体は良いのですが、エンジン再始動から発車するときのブレーキ自動解除のタイミングが微妙に遅れる感じがあって発進が滑らかでないところが感覚的に好きになれないです。一瞬でいいのでブレーキ解除のタイミングを早めてくれると走り出しが滑らかになって良好になると思うのですが。

すみません、全然効果が実感できないのでよくわかりません。

微妙です。対向車に本当にハイビームが当たっていないか心配になります。結局
、1年経ってもインパネ上のハイビームランプが点灯するのに慣れませんでした。この機能を搭載するならハイビームとは表示を完全に分けるなどの工夫が欲しいです。

何度か作動させたことがあります。ただ、いずれもこっちは止まれるだろうなと思いつつブレーキタイミングを図っていたところ、クルマ側で安全を見てブレーキを掛けてくれました。ちゃんと働いてくれているので、いざというときには有効だと思います。

超便利です。これを使いだしてから鍵を触ることが一切なくなりました。

便利なのは間違いないのですが、毎回エンジン始動のたびに設定がOFFになるのがいただけません。なんとかデフォルトONにできないものか。

レインセンサーワイパー

これも超便利。自分でワイパーを操作することはほぼなくなりました。

PROACTIVE以上に装備されている機能

マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)

元々、このクルマを購入する際に改善したかった項目の一つである「長距離移動の疲労を軽減したい」を実現するために選択したのですが、実際、この機能を使う場面はそれほど多くありません。理由は、高速道路でも山道でも近所のスーパーに買い物に行くのでも、このクルマを運転するが楽しいので、自分で運転するためです。機械に任せてしまうのはもったいない。もちろん、MRCCはちゃんと使えます。高速道路で運転中に食事をするときは、アクセル操作から一時的に解放されるので助かります。逆に言うと、使うのはそれくらいの場面でしょうか。

これは文句なしに必須機能です。視線移動を最小限に抑えてくれて運転に集中するのに絶大な効果を発揮します。PROACTIVEを選択する最大の理由はこれでしょう。

今のところ、注意力低下でこの機能のお世話になったことはないのですが、ライントレース機能により車線中央を維持してくれるのはかなり疲労軽減に役立ちます。これはあってよかったPROACTIVE機能No.2です。

レーンからはみ出そうになったときに警告してくれるのは最低限必須の機能として、その警告方法がハンドル振動が選択できるのが秀逸です。同乗者に不安感を与えることなくドライバーだけが警告を認識できます。

Cピラーが太い最近のクルマではほぼ必須になりつつある機能かと思います。当然、レーンチェンジの際には目視確認をするのですが、どうしても左後方は死角になりやすいのと、左後方にクルマがいるのがわかっているときでも、距離感や速度差がわからないときにBSMの警告表示でいち早く状況を認識できます。

その他オプション

下り坂のギアチェンジを手元で制御したくてオプション追加したのですが、CX-5のギア比は、急な下り坂、急カーブにマッチしていないのでいまいちギアチェンジだけで対応しきれず、結果ステアリングシフトスイッチを使い切れていません。ヒルディセント機能があれば、この問題は解消しそうです。この点はフォレスターやエクストレイルに劣る点かと思います。

AWDがちゃんと仕事をしてくれます。降り積もる新雪の上をわりと雑なアクセルワークでも期待通り車体を制御できます。しかも燃費がそれほど悪くありません。むしろ、このクラスのクルマでは燃費はいい方だと思います。車内にスイッチ類もなくすべて自動制御なのでスッキリしていますし、優れた機能だと思います。

最初は、運転スキルの低い初心者向けの機能でしょ、とバカにしていたのですが、申し訳ありません。超使えます。最近はこれ無しでは狭い駐車場内での取り回しができなくなりつつあります。

前回記事を参照してください。

まとめ

PROACTIVEに含まれる装備がいずれも秀逸でかなりお得です。このクルマを運転してて楽しいのは、このグレードに含まれる運転の集中を促す機能の質がいずれも高いせいではなかろうかと思います。次にマツダ車を選ぶとしてもPROACTIVE相当は必須かなと思います。

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