メルセデス・ベンツCクラスC250セダン試乗記
先日、カーシェアサービス「Anyca」でお借りしたC250の試乗記です。今回、Anycaでクルマを借りる目的は「正しいドイツ車に乗る」こと。選択肢がアウディA3セダンと、このC250の2択だったため、迷わずC250を選びました。王道中の王道ですし。
センターコンソールにはなぜかナビのON/OFFスイッチがありました。はじめはどういう場面でナビをOFFするのか理解できていなかったのですが、ふとエンジンを切っている状態で押してみたらナビだけONにできました。エンジンと独立でナビだけ利用できるようにするためのボタンだったんですね。ドイツ人は考えることが違う。
各種スイッチ、レバーなど、操作方法が日本車とまるで異なるのも新鮮です。ライト周りは右端のレジスターの下側にあるダイヤルで操作、シフトはハンドル右上のレバーで操作(昔のコラムシフトの左右逆バージョンみたいな感覚か)、ウィンカーはハンドル左上のレバー、クルーズコントロールはハンドル左下のレバー、シートヒーターや調整はドアのスイッチ、とこれでもかというくらいスイッチ類の配置が一般的な日本車とは異なります。とは言え、頻繁に操作するウィンカーだけ気をつけておけばあとはなんとかなります。そもそも、ワイパーやライトはオート設定にしておけば一切触る必要はないですし。
インパネ中央はカラー液晶でさまざまな表示がされていましたが、良かったのはオートマ走行でDレンジの横に現在のギアが数字で表示される点(4速であれば「D4」とか)。ただ、走行中はに見ていたのは燃費表示くらいで、基本的にはフロントガラス照射型のヘッドアップディスプレイで事足りました。ヘッドアップディスプレイにはナビゲーションの案内や到着予想時刻などさまざまな表示がされますが、その中でも特に方角が表示されるのはとても便利な機能と感じました。ハンドル上のボタンは結局なんだかわからず触ることはありませんでした。
レーンキープアシスト機能にハンドルアシストがなかったせいもあるかもしれませんが、ハンドルは少し太めで重い印象です。
後部座席は、トランクスルーみたいな中途半端な機構ではなく、40:20:40の分割可倒式なのがとても好印象です。さすが王者は手を抜かない。
普段CX-5の25Sに乗っている感覚からすると、本気で踏み込むのが怖いくらいパワフルです。エンジンが強力なのは当然ですが、背の低いセダンなため空気抵抗が小さい点や車体重量が軽いことも影響しているのかもしれません。
また、「アジリティ」という走行モードの選択機能がついており、最もスポーティなS+にすると、ギアが1〜2段落ちてアクセル開度に対する反応がビンビンに良くなります。加えて、エアサスも硬くなるためちょっとしたギャップもガンガン拾うようになります。ほんの少し登坂路で使ってみたところグイグイ引っ張ってくれてとても楽しかったです。ただ、ハードすぎて、おそらく同乗者は車酔いしちゃうんじゃないでしょうか。逆に、最もマイルドなのがECOモード。サスペンションはゆったりとした感触になり、アクセルに対する加速反応は極めて緩やかになります。このギャップが面白くて、一人で好きなように走るのと、同乗者と一緒にまったりと走るのを両立できるのがとても魅力的な機能です。
スペック
正確なスペックは不明ですが、オーナーさんによると2014年モデルのC250セダンとのことなので恐らく以下ではないかと思います。- C250アバンギャルドセダン
- エンジン:271型DOHC4気筒ターボチャージャー付
- 排気量:1,795cc
- 最高出力:204PS
- 最大トルク:31.6kg・m
- 変速機:7速AT
- 駆動方式:FR
- オプション:フル装備
エクステリア
まず、ドアの開け閉め音だけでいきなりいいクルマ感が伝わってきます。開ける時はガッシリとした金具が外れるかのような感触で、閉める時は剛性感の高い塊がまったく遊びのない隙間にビシッとはめ込まれるかのような感覚。インテリア
次にインテリア。黒ベースにアルミっぽいパーツで統一されていてこれまたいいもの感で溢れています。とても広いセンタークラスターには贅沢にボタンが横並びになっているあたりも余裕を感じます。正直「なんでこの位置にこのボタンがあるの?」みたいなのもありましたが、そんな細かいことは気にしちゃいけないんでしょう。センターコンソールにはなぜかナビのON/OFFスイッチがありました。はじめはどういう場面でナビをOFFするのか理解できていなかったのですが、ふとエンジンを切っている状態で押してみたらナビだけONにできました。エンジンと独立でナビだけ利用できるようにするためのボタンだったんですね。ドイツ人は考えることが違う。
各種スイッチ、レバーなど、操作方法が日本車とまるで異なるのも新鮮です。ライト周りは右端のレジスターの下側にあるダイヤルで操作、シフトはハンドル右上のレバーで操作(昔のコラムシフトの左右逆バージョンみたいな感覚か)、ウィンカーはハンドル左上のレバー、クルーズコントロールはハンドル左下のレバー、シートヒーターや調整はドアのスイッチ、とこれでもかというくらいスイッチ類の配置が一般的な日本車とは異なります。とは言え、頻繁に操作するウィンカーだけ気をつけておけばあとはなんとかなります。そもそも、ワイパーやライトはオート設定にしておけば一切触る必要はないですし。
インパネ中央はカラー液晶でさまざまな表示がされていましたが、良かったのはオートマ走行でDレンジの横に現在のギアが数字で表示される点(4速であれば「D4」とか)。ただ、走行中はに見ていたのは燃費表示くらいで、基本的にはフロントガラス照射型のヘッドアップディスプレイで事足りました。ヘッドアップディスプレイにはナビゲーションの案内や到着予想時刻などさまざまな表示がされますが、その中でも特に方角が表示されるのはとても便利な機能と感じました。ハンドル上のボタンは結局なんだかわからず触ることはありませんでした。
レーンキープアシスト機能にハンドルアシストがなかったせいもあるかもしれませんが、ハンドルは少し太めで重い印象です。
後部座席は、トランクスルーみたいな中途半端な機構ではなく、40:20:40の分割可倒式なのがとても好印象です。さすが王者は手を抜かない。
乗り味
ようやく走り出します。エンジンをかけてまず感じたのは、エンジンの回転が非常になめらかな点。本当に直4なのかと何回も疑ったくらいで、特にエンジン始動時の振動は極めて小さく感じました。エンジンの回転数の上昇具合いも極めて良好で、加速とともにリニアに回転数が上昇していきます。加速時は非常にトルクフルで、アクセルを踏み込めばどの車速域からでも際限なく速度を増してくれる感覚があります。普段CX-5の25Sに乗っている感覚からすると、本気で踏み込むのが怖いくらいパワフルです。エンジンが強力なのは当然ですが、背の低いセダンなため空気抵抗が小さい点や車体重量が軽いことも影響しているのかもしれません。
また、「アジリティ」という走行モードの選択機能がついており、最もスポーティなS+にすると、ギアが1〜2段落ちてアクセル開度に対する反応がビンビンに良くなります。加えて、エアサスも硬くなるためちょっとしたギャップもガンガン拾うようになります。ほんの少し登坂路で使ってみたところグイグイ引っ張ってくれてとても楽しかったです。ただ、ハードすぎて、おそらく同乗者は車酔いしちゃうんじゃないでしょうか。逆に、最もマイルドなのがECOモード。サスペンションはゆったりとした感触になり、アクセルに対する加速反応は極めて緩やかになります。このギャップが面白くて、一人で好きなように走るのと、同乗者と一緒にまったりと走るのを両立できるのがとても魅力的な機能です。
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