Honda EveryGoでクルマを借りてみた

 先日、レンタカー・カーシェアサービス「Honda EveryGo」でHonda eを借りて200kmちょっと走行してきました。クルマ自体の感想は別の機会に譲ることにして、今回はEveryGoについて感じたことをメモします。



Honda EveryGoとは

ホンダモビリティソリューションズ株式会社が運営するレンタカー・カーシェアサービスです。サービス内容や利用方法は以前紹介した「カレコ」とよく似ていますが、カレコと比べるとステーション数は少なそうです。基本的に街中の駐車場がステーションになっているようですが、今回借りたHonda eは、導入台数が少ないせいか、Honda Cars店舗敷地内にステーションが設置されていました。ちなみにホンダのグループ企業が運営しているだけあって、選択可能なモデルはホンダ車のみです。基本的にほぼ最新式の車両が選択できるので、ホンダ車の購入前検討に重宝しそうです。

利用登録

これまたカレコと同じですが、EveryGoを利用するには、以下の3つが必要になります。

  • 運転免許証裏表を撮影した画像
  • クレジットカード
  • 携帯電話(携帯電話がスマートフォンならアプリをインストールして利用可能)
審査があるので、登録しても即時利用できるわけではありません。登録した翌日には利用できるようになっていました。利用するなら前もって登録しておきましょう。

予約

スマホアプリもしくはWebサイトから予約ができます。このへんもカレコと同じですね。車種と日付、時間帯を選択して、空いていれば予約完了です。とても簡単です。

保険

保険の内容は以下の通りです。カレコと比べて人身傷害の上限が半額ですが、一般的なレンタカーサービスもこれとほぼ同じレベルなので、特段問題はないと思います。

  • 対人:1名限度額 無制限
  • 対物:1事故限度額 無制限
  • 車両:1事故限度額 時価額
  • 人身傷害:1名につき上限3000万円

利用開始

今回はホンダの店舗敷地内にステーションがあったので、とてもわかりやすかったです。当日は店舗の定休日だったため無人でしたが、営業日だったとしても、利用するのに人手を介すことはないはずです。

予約開始時刻の15分前からロックの解除が可能です。まずはじめにやることは、リアウィンドウのところにある「TOUCH」の表示部分に運転免許証をタッチすることです。これでクルマのロックが解除されます。あとはグローブボックスを開けて車のキーを取り出したら利用開始できます。その他細かいことはよくあるご質問や予約完了時に送信されてくるメールの内容を見ておきましょう。

デカデカと「ゼロエミ」「環境に優しい車です」とかなんとか書いてあるのは少し恥ずかしい
東京都には「充電する電気すべてが再生可能エネルギー由来になってから言えよ」と突っ込みたい

まずは充電を

現代のBEV(バッテリーを動力源とする電気自動車)は「充電」の儀式が非常に重要です(特に長距離を走る場合は)。EveryGoで面白いのは、予約車両の電池残量がアプリ上から確認できる点です。ステーションに置かれているクルマには充電ケーブルが刺さっていないので、借りる前に充電量が少なそうなら早めにステーションに行って、少しでも充電しておくと良いと思います。ちなみに、ロック解除可能なのは予約開始の15分前からなので、余裕があるなら予約開始時刻を30分くらい前倒ししておくのが良いと思います。30分あればかなり充電できます。

と、偉そうに書いてますが、このことに気づいたのは利用が終わってからでした。今回は利用開始時の電池残量が48%と「普通のスマホだったらそろそろ充電しないとヤベーな」状態からのスタートでした。走り出してから電池残量が少ないことに気付き、高速道路上でみるみる減っていってヒヤヒヤしました。このあたりの顛末は別の機会に書きます。

返却

ステーションにクルマを戻して、軽く掃除。鍵をボックスに戻して、最後にリアウィンドウの「TOUCH」マークに免許証をタッチしたらクルマがロックされ返却終了です。返却するとメールが飛んできます。

料金

Honda eの料金は他の車両と違って「200円/15分」と非常にシンプルな従量課金です。今回は9時間借りたので合計7200円でした。ナイトパックや8時間、16時間料金などが適用できる他の車種と比べるとちょっと割高な印象があります。クルマ自体がまだレアなのでやむを得ないと言ったところでしょうか。カレコで借りたロードスター(15,720円/12時間)と比べると安いですね。

最後に

以前利用したカレコの経験があったせいかもしれませんが、迷うことなくとてもスムーズに利用できました。そういえば、EveryGoのスマホアプリを開くと、ステーションに行くためのレンタル自転車サービスが検索できます。歩きや電車でステーションに行くのが難しい場合はレンタル自転車を利用しろってことか。なるほど、これがMaaSってやつですね。
次はFITのe:HEVが気になっています。あと、NSX置いてくれないかなー。

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