Cセグメントハッチバック対決 〜ディーゼルエンジン編〜

前々回の「2輪駆動・ガソリンエンジン編」、前回の「4輪駆動・ガソリンエンジン編」に続き、今回はCセグメントハッチバック対決の最終章「ディーゼルエンジン編」です。2輪駆動と4輪駆動をまとめてご紹介します。

2018 Peugeot 308 Active 1.2 Front

2輪駆動編

まずは2輪駆動モデルで比較してみます。ガソリンエンジン編に出てきた日本の各メーカーも技術的にはディーゼルエンジンを持ってはいるのですが、ヨーロッパ向けだったり、大型車向けだったりするので、日本ではこのクラスにディーゼルエンジンの設定はありません。というわけで、マツダ3が日本車唯一の参戦となります。
  • BMW/1シリーズ
  • メルセデス・ベンツ/Aクラス
  • ボルボ/V40
  • プジョー/308
  • MINI/CLUBMAN
  • マツダ/マツダ3
結果はこちら

4輪駆動を上位グレードにのみ用意するヨーロッパメーカーですが、ディーゼルエンジンについてはボルボを除き、エンジンの性能は比較的抑えめな感じで展開されています。特にプジョーは性能も価格もかなりいいパフォーマンスを出しているのがわかります。絶対的な価格はマツダ3が安価ですが。

4輪駆動・ディーゼルエンジン編

いよいよ最後の対決、「4輪駆動・ディーゼルエンジン編」です。

先に結果からご覧ください。

えーと、意地悪でマツダ3しか入れなかったわけではなく、このカテゴリに属するクルマが他にないんですよね。もっと探せばあるのかもしれませんが、少なくとも「2輪駆動・ガソリンエンジン編」に出てきたメーカーで絞っていくと、日本国内で普通に買えるのはマツダだけという結果になってしまいました。4駆でディーゼル欲しいやつは、SUVでも買っとけってことなんでしょう。

総評

元々、今回の企画はマツダ3が「打倒ドイツ車」の目標を達成できているかどうかを確認するために始めたものです。当然、クルマの魅力は機能の多さや価格、エンジンのパワーだけで決まるものではなく、質感、乗り味などの定性的な評価も影響を与えます。そもそも価格については国が変われば値付け戦略も大きく変わってくるので、今回の比較条件は極めて限定的なものというのは忘れてはいけません。ヨーロッパ市場の価格で比較したらだいぶ印象が変わるのではないかと思います。

これまでなんとなく「ボルボいいなー」などと思っていましたが、細かく比較していくと見えなかった部分や、各車・各メーカーの特徴が見えてきてだいぶ印象が変わりました。直近では、ガソリンモデルならメガーヌ、ディーゼルならプジョー308が気になるところです。

他にも気になるクルマがあったらまた比較してみたいと思います。

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