吊り下げ式からオルガン式に乗り換えてみての感想

今回は、アクセルペダルが吊り下げ式のクルマからオルガン式に乗り換えてみての感想を書いてみます。

アクセルペダルには大きく分けて2つの方式があります。
  • 吊り下げ式
  • オルガン式

これまで12年間乗っていたスバル・レガシィ(BP型)は吊り下げ式でした。一方、CX-5はオルガン式です。調べてみるまで知らなかったのですが、国内メーカーのほとんどは吊り下げ式で、マツダは国内では数少ないオルガン式を採用するメーカーとのこと。試乗でCX-5を10〜20分乗った時には気付かなかったのですが、長距離を乗ってみてオルガン式の良さが実感でき、今は断然オルガン式派です。

オルガン式ペダルの特徴

レガシィの吊り下げ式とCX-5のオルガン式を比較して、後者には次のような特徴があります。
  • 足裏の安定感
  • ストロークの短さ

CX-5のペダル

足裏の安定感

ペダルの形を見るとわかりますが、オルガン式はカカトから足の先まで足裏全体とペダルが接触するため、非常に安定感があります。また、足とペダルの動く向きが一致するので、とても自然な操作感があります。これらの点は特に足の甲の緊張状態を減らしてくれるので、疲労軽減に大きな効果があると感じています。一方、吊り下げ式ペダルではカカトは固定されず、足の指の付け根あたりにペダルを当てて操作します。足の動きの自由度は高いのですが、その分緊張を維持する必要があるので長時間運転すると疲労しやすいように感じました。

ストロークの短さ

これはもしかすると、スバルとマツダのアクセルペダルの味付けの違いのせいかもしれませんが、CX-5のアクセルペダルを踏んでみて思ったのは「ストロークが短い」という点です。レガシィでベタ踏みしようと思ったら、かなり意識して深く踏み込む必要がありましたが、CX-5はすぐにベタ踏みになります。このため、同じ感覚で踏み込むと相対的にアクセル開度が大きくなりやすいです。慣れないうちは不必要に加速しないよう注意していましたが、慣れてくるとより少ない動作でアクセル制御ができるので、とても操作しやすいと思います。

ベタ踏みしてみると違いがわかりやすい

試乗中にアクセルペダルをベタ踏みする機会はなかなかないと思うので、エンジンを切った状態でアクセルをベタ踏みしてみると、足裏がしっかりと安定する感覚、アクセルペダルと足の動きが同じ感覚、短いストロークでアクセル操作できる感覚が得られると思います。

どちらのタイプがいいかは好みの問題かもしれませんが、気にしたことがなかったという方はぜひ試してみてください。マツダのサイトも参考になると思います。

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