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8月, 2018の投稿を表示しています

我が家のCX-5スペック

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これまで我が家のCX-5のグレードや選択したオプションについて断片的に記載していましたが、まとめてメモします。気に入っているところと、気に食わないところについてもまとめてみました。 グレード 25S PROACTIVE 4WD 塗色 ソウルレッドクリスタルメタリック オプション 360°ビュー・モニター+フロントパーキングセンサー CD/DVDプレーヤー+地上デジタルTVチューナー 19インチアルミホイール ナビゲーション用SDカードPLUS スマートインETC ラゲッジトレイ(ハードタイプ) オールウェザーマット ブレーキキャリパーペイント(レッド) ステアリングシフトスイッチ 良かったと思ったところ 価格、機能、デザインなど全体的に満足しています。いちいち個別に挙げているとキリがないのですが、PROACTIVEで追加される各装備のほとんどは日常的に利用していますし、360°ビューモニターも狭い駐車スペースで活躍しています。コマンダーノブで操作できるナビゲーションとオーディオは運転中に目線をそらすことなく操作できる点が優れていますし、ワインディングロードでのステアリングシフトスイッチはとても快適です。また、ソウルレッドの色もとても綺麗で、周りにほんの少し明かりがあるだけでクルマ自体が発光しているかのような印象があります。真っ黒なグリルも迫力があり、シャープなヘッドライトとあいまってかなり渋い表情なのも気に入っています。また、車体の大きさの割に燃費も良くて、パワーもあり静粛性にも優れています。不満に思う要素がほとんどないのが正直なところです。 気に食わないところ クルマ自体は特に気に食わないところはないのですが、主にマツコネを中心としたソフトウェア周りがイケてないというか、なんというか。 マツコネの操作性 マツダコネクト(通称マツコネ) は、コマンダーノブで操作できるハードウェア設計がとても良い一方で、ナビゲーションやオーディオのソフトウェア面の操作性やアイコンの識別性などが悪いのは非常に残念です。例えばこんなところが気になりました。 カーソルがループしない(画面の端まで移動したら反対側に移動して欲しい) コマンダーノブの回転だけで操作が完結しない(上下左右に傾けないと完了しない

アイドリングストップとの付き合い方

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今回はアイドリングストップ機能(マツダでは i-stop と呼びます)との付き合い方について書いてみます。 i-stopとは 取扱説明書には、i-stopは 燃費向上・排気ガスの低減・アイドリング騒音低下のため、信号待ちや渋滞などで車両を停止させたとき、自動でエンジンを停止・再始動させる機能 と書いてあります。基本的に停車時にエンジンを停止するのですが、エンジン再始動のタイミングはオートホールド機能の状態によって変わってきます。 オートホールド機能が無効化状態:ブレーキから足を離すとエンジン再始動 オートホールド機能が有効化状態:アクセルを踏むとエンジン再始動 MRCC により前方車両の停車とともに停車した場合もエンジンは停止します。 なお、停車した際に必ずエンジンも停止するわけではなく、さまざまな条件を満たした場合に限り停止します。 効果はどんなもの? 燃費向上に効果があると謳われていますが、正直実燃費に対する影響はごくわずかだと思います。排ガスの低減やアイドリング騒音低下についても、数秒のエンジン停止に対してエンジン始動時の排ガスや騒音のほうが大きいんじゃないかという気もしないでもありません。長期間に渡る小さな積み重ねが目的であり、これがあるからといって劇的に何かが良くなることは期待しないほうが良さそうです。 利用を強制されるつらみ i-stopはハンドル右下のクラスタースイッチでON/OFFを切り替えることができますが、クラスタースイッチでi-stopを無効化してもプッシュボタンスタートでエンジンを再始動すると自動的に有効化されてしまいます。また、クラスタースイッチで切り替えるには長押しが必要なので、基本的にi-stopを使うことをが強制されていると考えたほうがよさそうです。 i-stopを無効化したい場面 こんな感じで少々押し付けがましいi-stopですが、停車している間にエンジンが停止、発車しようとしたタイミングで瞬間的にエンジンが始動するので通常は邪魔になることはありません。しかし、頻繁に停車を繰り返すレベルの渋滞ではエンジンの停止と始動を頻繁に繰り返すので、バッテリーや環境に悪影響を与えている気がして落ち着きません。 i-stopを無効化する そんな i-stopを無効化したいと思う方は結構いら

ハンドル操作まで行ってくれるレーンキープ・アシスト・システム(LAS)

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今回は、高速走行時の疲労軽減に大きく役立つ レーンキープ・アシスト・システム(LAS) について書いてみます。 アドバンストキーレスエントリーシステム や アクティブ・ドライビング・ディスプレイ などと並んで常時利用したくなるくらいお気に入りの機能の一つです。 レーンキープ・アシスト・システム(LAS)とは LASは自車が車線から逸脱しそうになることを知らせるとともに、ハンドル操作をアシストして車線逸脱の回避を支援する機能です。60km/h以上で走行中にフォワードセンシングカメラが車線を認識した際に利用できます。 2つのアシストタイミング LASのアシストタイミングは「 早い 」「 遅い 」2つのモードから選べます。実際に体感してみるとまさにこのネーミングのとおりの挙動なのですが、体感してみないとちょっと分かりづらい気がします。某メーカーの「同一車線自動運転」というちょっと大げさでわかりやすいネーミングと比べるととても地味ですね。 アシストタイミング「早い」 できる限り車線の中央をキープしようとするモードです。高速道路などでは、ドライバーは積極的にハンドル操作を行わなくてもハンドルに軽く手を添えているだけで、クルマが勝手に中央をキープしてくれます。 アシストタイミング「遅い」 車線内を走行中はアシストを行わず、車線を逸脱しそうになったタイミングでハンドル操作をアシストしてくれるモードです。普通に運転を楽しみたいけど、ドライバーに何かあったときにはアシストして欲しい、といった時に利用すると良いでしょう。 また、それぞれのモードはアシスト感度を3段階で選べます。アシストが働くとハンドルが自動的に動きますが、この挙動に違和感がある場合、アシスト感度を調整すると良いでしょう。 3つの警告方法 車線から逸脱しそうになった際の警告は、「 ビープ音 (ピーピーピー)」、「 ランブル音 (ゴーゴーゴー)」、「 ハンドル振動 」から選べます。ビープ音とランブル音は実際に音がなるので、同乗者にも聞こえてしまいますが、ハンドル振動はドライバーしか感じられません。音がなると同乗者が不審がるので、個人的にはハンドル振動が好みです。ハンドル振動は、本当に路面からの振動のように感じられ自然です。 ちなみに、家族に言わせると、ランブル音

使い始めるとやめられなくなるオートホールド機能

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CX-5には電動パーキングレーキ(EPB)とオートホールド機能が装備されています。マツダに限らず、電動パーキングブレーキとオートホールドに相当する機能(ブレーキホールド機能と呼ばることもある)はセットで装備されているケースが多いようです。今回は、これらの使い勝手について書いてみます。 電動パーキングブレーキ(EPB)とは 電動パーキングブレーキ(EPB) は、いわゆる「サイドブレーキ」や「フットブレーキ」といった駐停車時にクルマの停車状態を維持するためのブレーキを電動化したものです。電動化することによってブレーキレバーが小さなスイッチに置き換わるためスペースが節約され、ブレーキの解除し忘れ防止やこの後紹介するオートホールド機能との連携が可能になります。 オートホールド機能 オートホールド機能 はクルマが停車中にブレーキペダルから足を離してもクルマが動き出すのを抑え、停車状態を維持する機能です。信号待ちの停車時にドライバーの負担を軽減します。この機能、一度使い始めると意外にやめられなくなります。 オートホールドの何がそんなに嬉しいのか 「オートマ車では、停車したらクルマが動き出さないようブレーキは必ず踏むこと」 かつて自動車教習所でこんなことを習ったような気がします。オートホールド機能はこの操作をクルマが代わりにやってくれるものです。試乗でこの機能を体験した時には、長年のクセで停車中にブレーキから足を離すのが不安で、この機能の何が嬉しいのか理解できませんでした。 でも、しばらくこの機能を使ってみて、ブレーキペダルを踏み続けることで意外に疲労していたことに気付きました。特に渋滞中はアクセルとブレーキの操作で右足はずっと緊張状態にありますが、この機能を使うことで少なくとも停車している間は右足をリラックスさせることができるようになります。これに気付いたときから常にオートホールド機能を利用するようになりました。 オートホールド機能の注意点 オートホールド機能の注意点として、エンジンを再始動するたびに機能が無効化される点があげられます。オートホールド機能が働いていると思いこんでブレーキペダルから足を離してクルマが動き出してしまうので、利用する際はエンジン始動後にスイッチを押して有効化してあげる必要があります。設定を保持してくれるとい

CX-8 XD試乗してきました

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CX-5の1ヶ月点検でディーラーを訪れた際、 CX-8 に試乗してきました。試乗したグレードはCX-8 XD L Package。CX-5を購入して間もないので、しばらく乗り換えることはありえないのですが、せっかくなので「L Packageを選択しなかったのは間違いじゃなかったか?」「CX-8に乗り換えるか?」「ディーゼルエンジンを選択しなかったことを後悔していないか?」といった観点で脳内検討してみたいと思います。 ちなみに、我が家のCX-5のグレードは25S PROACTIVEです。 CX-8 XD L Packageの印象 運転席にて 運転席に座った印象としては、シートやインテリアの細かなパーツで高級感のある素材を使っている以外は我が家のCX-5とほぼ同じです。一方、機能的な違いとしては、 アームレストが観音開き パワーシート シートヒーター ステアリングヒーター 運転席以外の自動反転機構およびワンタッチパワーウィンドウ パワーリフトゲート といったあたりでしょうか。 積載能力 CX-8はセカンドシートのレイアウトによって6人乗りもしくは7人乗りが選択できます。しかしながら、サードシートを使うとラゲッジスペースが大幅に減るので、フル乗車すると期待したほど荷物が積めません。使い方にもよるとは思いますが、例えば、スキーやキャンプなど荷物が多めな場合、サードシートの片方を荷台にして5〜6人乗車がいいところではないでしょうか。そう考えると、CX-5と比較してせいぜい乗員を1名増やせるかどうかといったところになります。このあたりは、ミニバンレベルの積載能力を期待するのはちょっと酷かな、という印象です。 参考までに、CX-5とCX-8 XD無印で車両本体価格を比較すると約40万円の差があります。 CX-5 XD 2WD:2,840,400円 CX-8 XD 2WD:3,229,200円 走行してみて アクセルを踏み込んだ時のトルクはガソリンエンジンと比べて確かに太かったです。1.8tの車体をものともせず湧き上がってくる加速感は非常に魅力的です。しかも、燃費が良いので気兼ねなくアクセルを踏み込みたくなります。ただし、一般道で普通に走っている分には湧き上がる加速感を得られるほどアクセルを踏み込む場面

1000km走行しての感想

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納車後1ヶ月経過したあたりで1000km程度の長距離ドライブを行いました。粒の大きな機能については他の記事で書くことにして、今回は細かい機能や長距離ドライブ時の全体的な印象を良いところや悪いところ含め書いてみます。 今回の走行条件 全行程約1000kmのうち8割方は高速道路でした。残り2割は空いている緩やかなワインディングロードと、かなり急なヘアピンカーブの山道です。基本的に3人乗車でしたが、高速道路のうち300kmほどは5人乗車でこれ以上荷物を積み込めないくらい満載状態で走行しました。 燃費 走行条件ごとに細かく燃費の算出できていませんが、確認できた燃費は次のとおりです。 高速道路300km(うち20km程度は渋滞区間)を3人乗車で13.8km/l 高速道路200km+ワインディングロード+山道( スポーツモード )を3人乗車で12.0km/l 高速道路300km(渋滞なし)を5人乗車+荷物満載で12.8km/l 我が家のCX-5は全グレードの中で最も燃費の悪い 25S 4WD で、Webサイトに掲載されている燃費性能はWLTCモードで次のとおりです。 市街地モード(WLTC-L) 10.2km/l 郊外モード(WLTC-M)   13.4km/l 高速道路モード(WLTC-H) 14.7km/l 当然、走行条件に差異があるので、まったく同じ燃費が出るわけではありませんが、まずまずスペックに近い値が出ているようです。 走行性能 5人乗車+荷物満載でもパワーは十分 高速道路で5人乗車+荷物満載でも特にパワー不足は感じませんでした。料金所で停止状態からの加速やインターチェンジでの合流、走行中の追い越しなど、いずれの状況でも余裕があり十分に加速してくれます。 山道登りではスポーツモードが楽しい 山道の登りでは スポーツモード を使用して思う存分走ってみましたが、グイグイ引っ張ってくれました。車重は約1.6tとディーゼル車より軽いとは言え、そこそこの重量があるわけですが、特に苦もなく登っていきます。運転していて楽しさを感じさせてくれました。 エンジンブレーキのバランスがイマイチ気に食わない 一方、若干気になったのは山道下りでのエンジンブレーキ効き具合いのバランスです。私は基本的に下り道ではブレーキペダルは一切使

アクティブ・ドライビング・ディスプレイが快適

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今回は、 前回ご紹介したキー周りの機能 と並んで重宝している「 アクティブ・ドライビング・ディスプレイ 」について書いてみます。 アクティブ・ドライビング・ディスプレイとは アクティブ・ドライビング・ディスプレイとは、運転に関するさまざまな情報をドライバーから見やすい位置に表示する機能です。車種によって、フロントガラスに直接照射するタイプと、コンバイナーと呼ばれる透明な板に映し出すタイプがありますが、CX-5では前者の フロントガラス照射型 が採用されています。この機能が装着されているのはPROACTIVE以上のモデルです。無印モデルではオプションでも追加装備することはできません。 表示される情報 次のような情報が表示されます。並べてみるとかなりの情報量です。 車速 ブラインド・スポッド・モニタリング (BSM) の作動状態と警告 隣車線背後から近づく車両を知らせてくれます 交通標識認識システム (TSR) の警告 カメラで認識した道路標識を表示してくれます 車間認知支援システム の警告 車間距離が近すぎると警告表示してくれます マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール (全車速追従機能付) (MRCC (全車速追従機能付)) の作動状態と警告 前方車両の認識表示、MRCCの動作状況、速度設定などを表示してくれます レーンキープ・アシスト・システム (LAS) &車線逸脱警報システム の作動状態と警告 車線の検知状態と車線逸脱時の警告表示してくれます AT誤発進抑制制御 [前進時] の警告 前進時の誤発進について警告表示してくれます AT誤発進抑制制御 [後退時] の警告 後退時の誤発進について警告表示してくれます スマート・ブレーキ・サポート (SBS) の警告 前方車両に衝突する危険のある場合に警告表示してくれます クルーズコントロール の作動状態 クルーズコントロールの動作状況、速度設定などを表示してくれます ナビゲーションガイダンス (方向と距離) ナビゲーションで次の案内地点までの距離とガイダンスを表示してくれます 情報量多すぎじゃない? 一見表示される情報量が多すぎるようにも思えますが、実際使ってみると状況に合

不便さを一掃してくれたキー周りの便利機能

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今日はCX-5のキー周りの機能について書いてみます。約10年前のクルマから乗り換えた身なので感動レベルが低くて恐縮ですが、MRCCの追従性能が素晴らしいとか、レーンキープアシストシステムが便利とか、歩行者検知自動ブレーキが安全とか、そんなハイテク機能なんかどうでもよくなるくらいキー周りが便利で気に入っています。 CX-5に乗り換える前は、リモートロック機能くらいしか装備されておらず、キー周りでいろいろと不便さを感じていましたが、全部解決してくれました。 カバンからキーを探してボタン押すのめんどくさー ピッって1回鳴ったけど閉まったんだっけ?開いたんだっけ? そういえばさっき駐車した時、ちゃんと施錠したっけ? 施錠したままリアゲートを外から開けようとして開かねぇ。。。 アドバンストキーレスエントリーシステム 恐らく、今どきのクルマには大抵備わっているであろう、キーを持ったままクルマに近づいて何か操作すると解錠、施錠できるアノ機能のことです。たまにレンタカーに乗ると、似たような機能が付いていて便利だねぇ、とは思っていましたが、実際に生活の中で使ってみてその良さを実感しました。 解錠 施錠中にキーを持ったまま、運転席ドア、助手席ドア、リアゲート( 車体中央の少し右側似ついていて意外と気付きにくい )いずれかのリクエストスイッチを押すと解錠できます。運転席だけでなく、助手席とリアゲートにもスイッチがついているところがポイントです。今から開けようとするドアに解錠スイッチが付いている、ただそれだけのことなんですが動線としては完璧です。 施錠 解錠中にキーを持ったまま、各ドアのリクエストスイッチを押すと施錠できます。手で閉めたドアに施錠スイッチが付いている、たったそれだけのことですが解錠の時と同じで実に理にかなっています。 さらに、アドバンスとキーレスエントリーシステムには オートロック機能 がついています。この機能を使うと、すべてのドアを閉めた後、キーを持ったままクルマから離れるだけで自動的に施錠してくれます。リクエストスイッチすら押す必要がありません。でも、初期状態では無効化されているので、しばらくこの機能の存在に気づいていませんでした。 マツコネで有効化 できるので、見逃していたという方はぜひお試しください。

MRCCの使い勝手ってどうなの?

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前回はCX-5の2種類のクルーズコントロール機能(クルーズコントロール、MRCC)を紹介 しました。クルーズコントロールを使う場面は永久に来ないと思うので、今回はMRCCの使い勝手に絞って少し書いてみます。 MRCCとは MRCC(マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール) とは、一般的には アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC) と呼ばれる機能で、ミリ波レーダーにより先行車との速度差や車間距離を認識し、自動で走行速度をコントロールしてくれます。 MRCCの使い勝手 MRCCは自動車専用道路などでの利用を想定したシステムです。 操作説明書 には、たとえ高速道路であっても「 交通量が多く車間距離が十分に取れない道路や頻繁に加減速を繰り返すような道路では使用禁止 」と記載されています。また、「 凍結路や積雪路、長い下り坂や急勾配などでの使用も禁止 」されています。 その前提の上で、一般道や交通量の多い高速道路などでの使い勝手も含め試してみました。 空いている高速道路 まず、車間距離を100m以上あけることのできる2車線の高速道路で試してみました。特に危なげなく、MRCCは完全に期待通りの動作をしてくれました。右足を一切動かすことなく長時間走行できたのは肉体的に非常に楽に感じました。運転が暇になるくらい。 交通量の多い高速道路 次に、渋滞が発生する寸前の首都高速で試してみました。首都高速は、左右から合流や分岐が次々に現れる難易度の高い道路の一つです。さらに渋滞が発生する寸前の交通量だと、普通に運転していてもかなり神経をすり減らします。そんな状況でMRCCを使ってみた感想は次のとおりです。 前方に割り込まれた時の減速制御や、前方のクルマが隣の車線に移動した際の加速制御については特に問題なし 追従性能が高いので、自分で運転しているよりも前方に割り込まれにくい 逆に自分の前方に割り込ませてあげたいときも、空気を読まず車間距離を詰めてしまうので注意が必要 自分が車線移動する際は、一時的に前方車両がいなくなるため、意図せず加速してしまう点には注意が必要 こちらが車線を移動しない限りにおいてはMRCCの使い勝手はとても良好でした。ただし、車間距離が短く瞬時の判断を求められる状況だったので、

CX-5のクルーズコントロールって危険なの?

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前回 はクルーズコントロールの設定上限速度についての話をしましたが、今回もクルコンネタを続けようと思います。 CX-5には以下2種類のクルーズコントロール機能がついています。 クルーズコントロール マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC) 「クルーズコントロール」は指定した速度での定速走行をを行ってくれる装置です。一方、「MRCC」は 一般的にはアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)と呼ばれる機能 で、定速走行に加えて、前を走るクルマとの車間を一定に保ってくれます。車間を一定に保つために、アクセルの他にブレーキの制御まで行ってくれるのが、単なるクルーズコントロールとの違いです。 クルーズコントロールは危険? アクセラの話ではありますが、 クルーズコントロールとMRCCのどちらが機能しているかわかりにくいことが原因で危うく事故になりそうになったという記事 を見つけました(参考:記事で紹介されているTVKの番組「 クルマでいこう!2016/9/25 マツダ アクセラ 」)。続編の記事では、 クルーズコントロールの無効化に関するマツダの回答 が掲載されており「無効化はできません」とのこと。 この方の主張としては、操作(の違い?)が分かりづらく、違うのはインパネに表示されるアイコンのみ、ドライバーはクルマがブレーキの制御まで行ってくれると思いこんでいたら、クルマにはそのつもりはなかった、といったところでしょうか。 CX-5はどうなの? 問題になったアクセラの件は1年以上前の話なので、今のCX-5と状況は異なるかもしれません。実際、スイッチの表記は当時のものと今のCX-5では異なります。以前は「MODE」と表記されていたスイッチの表記が「MODE(ON)」に変更されています。 当時のアクセラの細かい操作方法は知りませんが、今のCX-5では、MRCCはスイッチ1回押しで起動するのに対して、クルーズコントロールは長押し起動。スイッチは同じでも起動方法が異なります。誤って長押ししちゃうんじゃないの?と思われるかもしれませんが、実際操作してみると、クルーズコントロールは起動方法を知っていたとしてもよほど意図的に操作しない限り起動は難しいと感じました。普通に操作している分には、クルーズコントロール機能の存在

CX-5のクルーズコントロールの速度設定上限

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今回は、ずっと気になっていたクルーズコントロールの速度設定上限について書いてみようと思います。 CX-5は180km/hまで設定可能 とりあえず先に結論を書いてしまうと、 2018年2月モデルのCX-5は180km/hまで設定できます (実際に180km/hまで速度が追従するかどうかは未確認ですが)。 マツダの公式情報では100km/hまで CX-5の購入を検討するにあたり、ネットで情報を探してみましたが、いまいち新しい情報が見つかりません。 2017年6月のMOTOR DAYSの記事 によるとCX-5の設定速度域は「〜 100km/h 」 CX-8 の情報ですが、 2017年12月のこちらのブログ記事 では「 MRCC(マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール)の上限速度が0~180km/hに変更 」 さらにCX-8の話ですが、 価格.comの口コミ では「 180km/h 」 こちらもCX-8の話 で「 180km/h 」まで設定可能 一方、 CX-5の取扱説明書 には「 車速を約30~100 km/h の間に設定できます 」と記載(その後、納車時に受け取った説明書にも同じことが記載されていることを確認) メーカーの公式情報ではあくまでも100km/hまで。単に取扱説明書の更新が遅れているのか、それとも、何らかの圧力を回避するための戦略なのかは不明です。 ディーラーにおける対応の謎 購入前の試乗の際(2018年5月)、ディーラーの営業さんに聞いてみたところ「 100km/hまで設定できます 」との回答。一方、同じタイミングで店長に聞いてみたところ「 180km/hまで設定できるようになっているみたいですよ 」と、フワッとした回答。言ってることが違うので営業さんに、「店長が180km/hまで設定できるって言ってましたけど?」と聞いてもモヤッとした反応。さらに、納車時(2018年7月)の説明の際、同じ営業さんの説明によると「 設定できるのは100km/hまで 」とのこと。どう考えても「 設定できるのは100km/hまで 」と説明しなければいけないのを強制されている雰囲気です。 メーカーの立場からすると、日本の一般的な制限速度の上限である100km/hを超える設定ができてしまうクルマを販売することは(実態はどうあれ)憚

ベトナムのクルマ事情

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2018年7月に、たまたま旅行で ベトナムのダナン という街に行ってきたので、現地で見てきたベトナムのクルマ事情について書いてみようと思います。 ダナンはベトナム中部最大の都市で、人口は約120万人。美しいビーチや近隣にある世界遺産の街ホイアンなど、観光も盛んです。 ベトナムと言えば、無数のバイクが走る光景が有名ですが、今回行ったダナンの街も例外ではなく、ものすごい数のバイクが走りまくっていました。(予防安全のために)クラクションを鳴らし合い、走行車線での逆走、歩道上での走行や駐車、謎の巨大荷物運搬、3人乗り、4人乗りは日常茶飯事です。 颯爽と走るバイクの群れ 大量のカゴを積んで走るバイク女子?(奥には マツダのBT-50 ) わりとよく見かける4ケツ 歩道を歩けないくらい整然と埋め尽くす バイクといえばホンダ(左)、ヤマハ(右) 、ヴェスパ(奥) クルマもかなりの数走っており、乗用車の5割くらいがトヨタ、ヒュンダイが2割、KIAとマツダがそれぞれ1割、最後の1割でシボレー、フォード、日産、ホンダ、アウディなどがひしめいているといった感じでした。日本と比べて車種のバリエーションは少なく、同じような車種、同じような色のクルマばかりが目立ちます。 よく走っているクルマの写真を撮ってきたのでご紹介します。 トヨタ トヨタ車で走っているのはほぼこの3車種のみ。ミニバン、SUV、セダンととてもわかりやすい。 イノーバ フォーチュナー ヴィオス ヒュンダイ どこかで見たことあるようなのがいるな、と思うとだいたいヒュンダイです。 エラントラ サンタフェ アクセント マツダ トヨタ以外の日本車ではマツダをよく見かけました。写真は撮れませんでしたが、この他にMazda 6/アテンザやMazda 2/デミオも見かけました。 マツダはベトナムに東南アジア最大の工場を持っている とのこと。 Mazda 3/アクセラ(BM型) Mazda 3/アクセラ(BK型) CX-5(KF型) CX-5(KE型) KIA KIAのことはあまり詳しくないのでよくわかりませんが、リオとかフォルテといったあたりでしょうか。 その他 その他

我が家のCX-5グレード選び

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今回はCX-5のグレード選びについて書いてみます。多分に我が家固有の事情を含むため、一般的ではないかもしれませんが、何かの参考になれば幸いです。 CX-5のグレードは、細かい装備を含めるとたくさんの選択肢がありますが、一番基本的な選択肢は「エンジン」「駆動方式」「その他安全装備など」の3点です。ちなみに、我が家が選択したグレードは「25S PROACTIVE 4WD」です。 エンジン エンジンの選択肢は、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの2択です。 マツダ車といえば多くの方がディーゼルエンジン(グレード名XD)を選択するのではないかと思いますが、我が家ではガソリンエンジン(25S)を選択しました。私自身もマツダ車に乗るなら燃費が良くて圧倒的なトルクを誇るディーゼルしかあり得ないと考えていましたが、家族が抱くディーゼルに対する不安を完全に払拭しきることはできませんでした。 うちの家族が懸念していたのは、 一般的な軽油が寒冷地で凍結しエンジンが始動できなくなってしまう点 です。これによると、軽油は、流動点の違いによりJIS規格で等級が定められており、温度が流動点を下回った場合エンジンが始動できなくなる可能性があるとのことです。 我が家が冬場行く長野県内のスキー場では、2号軽油の流動点である−7.5℃を下回るのはザラです。当然、寒冷地で給油すれば寒冷地仕様の3号、特3号は手に入ると考えられますが、燃料費精算の都合上、出発地である関東での給油は外せません。恐らく、関東の給油所でも冬季間ともなれば軽油の等級を切り替えてくれることは想像されますが、家族に「燃料の等級をいちいち気にしたくない」と言われてしまうと覆すのはなかなか難しいものです(燃料を入れるのは私なんですけどね)。エンジンが始動できなくなってもロードサービスを呼んでなんとかしてもらうという手もあるでしょうし、どうしても使い物にならなければクルマを買い換えればいいんじゃないかとも思ったりもしています。ご家族と意見の不一致で説得しなくてはいけない状況のときは、こういった理由で説得してみるとどうでしょうか。 駆動方式 駆動方式の選択肢は、FFと4WDの2択です。 我が家の場合、1シーズンに7〜8回スキー場に行きます。高速道路を経由してつづら折りの雪道を往復で600km