我が家のCX-5グレード選び

今回はCX-5のグレード選びについて書いてみます。多分に我が家固有の事情を含むため、一般的ではないかもしれませんが、何かの参考になれば幸いです。

CX-5のグレードは、細かい装備を含めるとたくさんの選択肢がありますが、一番基本的な選択肢は「エンジン」「駆動方式」「その他安全装備など」の3点です。ちなみに、我が家が選択したグレードは「25S PROACTIVE 4WD」です。

エンジン


エンジンの選択肢は、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの2択です。

マツダ車といえば多くの方がディーゼルエンジン(グレード名XD)を選択するのではないかと思いますが、我が家ではガソリンエンジン(25S)を選択しました。私自身もマツダ車に乗るなら燃費が良くて圧倒的なトルクを誇るディーゼルしかあり得ないと考えていましたが、家族が抱くディーゼルに対する不安を完全に払拭しきることはできませんでした。

うちの家族が懸念していたのは、一般的な軽油が寒冷地で凍結しエンジンが始動できなくなってしまう点です。これによると、軽油は、流動点の違いによりJIS規格で等級が定められており、温度が流動点を下回った場合エンジンが始動できなくなる可能性があるとのことです。

我が家が冬場行く長野県内のスキー場では、2号軽油の流動点である−7.5℃を下回るのはザラです。当然、寒冷地で給油すれば寒冷地仕様の3号、特3号は手に入ると考えられますが、燃料費精算の都合上、出発地である関東での給油は外せません。恐らく、関東の給油所でも冬季間ともなれば軽油の等級を切り替えてくれることは想像されますが、家族に「燃料の等級をいちいち気にしたくない」と言われてしまうと覆すのはなかなか難しいものです(燃料を入れるのは私なんですけどね)。エンジンが始動できなくなってもロードサービスを呼んでなんとかしてもらうという手もあるでしょうし、どうしても使い物にならなければクルマを買い換えればいいんじゃないかとも思ったりもしています。ご家族と意見の不一致で説得しなくてはいけない状況のときは、こういった理由で説得してみるとどうでしょうか。

駆動方式


駆動方式の選択肢は、FFと4WDの2択です。

我が家の場合、1シーズンに7〜8回スキー場に行きます。高速道路を経由してつづら折りの雪道を往復で600km弱走行します。最近のスキー場は、除雪が徹底されているのでFFでも大抵問題なく到達できるのは認識していますが、特に雪道の狭い急カーブでは降雪が多くなると、吹き溜まりで登れなくなってしまう2WDを見かけます。毎週のことなので、駆動方式は4WDにしておきたいところです。
ディーゼルエンジンの場合、4WD、2WDいずれも選択できますが、ガソリンエンジンで4WDを選択すると自動的に25Sという2.5リッターのエンジンになります。一方、ガソリンエンジンで2WDを選択すると自動的にエンジンは20Sという2.0リッターのエンジンになります。
雪道を走行することがないようであれば4WDは不要なので、その分の費用を他の装備に回した方が良いでしょう。

その他安全装備など

最後に、その他安全装備は「無印」「PROACTIVE」「L Package」の3択です。
  • 無印
    無印といえどもサポカーS(ワイド)に対応しているので安全装備という点で言えばかなり高機能なものが標準でついてきます。
  • PROACTIVE
    PROACTIVEは無印の装備に加えて、マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)やアダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)、レーンキープ・アシスト・システム(LAS)、アクティブ・ドライビング・ディスプレイなどの運転をサポートしてくれる数々の装備を加えたものです。別途記事は書こうと思いますが、これらの装備は単なる便利機能ではなく、ドライバーが運転に集中できるようにサポートしてくれる機能で、結果的に安全を提供する装備、といった性格のものが多くを占めます。どれも非常に使い勝手のよいものなので、これらが20万円弱でついてくると思えばかなりお得なのではないかと思います。
  • L Package
    L PackageはPROACTIVEの装備に加えて、革張りシートや豪華なインテリア、運転席・助手席パワーシートなどを加えたものです。パワーシートは設定した位置を記憶してくれるので複数のドライバーが運転する場合の切り替えに便利そうです。他の装備は完全に趣味の世界といったところでしょうか。

いかがだったでしょうか?こんな視点でグレードを選んでる人間もいる、程度に見てもらえると幸いです。各グレードの詳細については詳しくはマツダの公式サイトを参照してください。

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