CX-5のクルーズコントロールって危険なの?
前回はクルーズコントロールの設定上限速度についての話をしましたが、今回もクルコンネタを続けようと思います。
CX-5には以下2種類のクルーズコントロール機能がついています。
CX-5には以下2種類のクルーズコントロール機能がついています。
「クルーズコントロール」は指定した速度での定速走行をを行ってくれる装置です。一方、「MRCC」は一般的にはアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)と呼ばれる機能で、定速走行に加えて、前を走るクルマとの車間を一定に保ってくれます。車間を一定に保つために、アクセルの他にブレーキの制御まで行ってくれるのが、単なるクルーズコントロールとの違いです。
クルーズコントロールは危険?
アクセラの話ではありますが、クルーズコントロールとMRCCのどちらが機能しているかわかりにくいことが原因で危うく事故になりそうになったという記事を見つけました(参考:記事で紹介されているTVKの番組「クルマでいこう!2016/9/25 マツダ アクセラ」)。続編の記事では、 クルーズコントロールの無効化に関するマツダの回答が掲載されており「無効化はできません」とのこと。 この方の主張としては、操作(の違い?)が分かりづらく、違うのはインパネに表示されるアイコンのみ、ドライバーはクルマがブレーキの制御まで行ってくれると思いこんでいたら、クルマにはそのつもりはなかった、といったところでしょうか。
CX-5はどうなの?
問題になったアクセラの件は1年以上前の話なので、今のCX-5と状況は異なるかもしれません。実際、スイッチの表記は当時のものと今のCX-5では異なります。以前は「MODE」と表記されていたスイッチの表記が「MODE(ON)」に変更されています。
当時のアクセラの細かい操作方法は知りませんが、今のCX-5では、MRCCはスイッチ1回押しで起動するのに対して、クルーズコントロールは長押し起動。スイッチは同じでも起動方法が異なります。誤って長押ししちゃうんじゃないの?と思われるかもしれませんが、実際操作してみると、クルーズコントロールは起動方法を知っていたとしてもよほど意図的に操作しない限り起動は難しいと感じました。普通に操作している分には、クルーズコントロール機能の存在に気付くことはないのではないかと思います。
まとめ
上述のアクセラの場合、クルーズコントロール自体が危険なのではなく、より高機能なMRCCが存在していることでドライバーの「つもり」とクルマの「つもり」に相違が発生してしまうことで危険な状況になるというものです。たしかに、MRCCがある状況でクルーズコントロールを完全に無効化したくなる気持ちはよくわかります。CX-5との操作面での違いが不明なので、単純な比較はできませんが、少なくとも今のCX-5についてはクルーズコントロールを誤って起動してしまうことはなさそう。それほど神経質になることではないかな、というのが私の感想です。
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